家族を守る、
まいにちの防災習慣

地震や災害は突然やってきます。でも、毎日の小さな準備と知識があれば、家族の安全を守ることができます。まずは家具の固定から、非常用持ち出し袋の準備、家族との連絡計画まで、無理なく始められる防災の基本をご紹介します。

リビングで防災バッグの中身を確認している家族の写真

防災の基本

日本の家庭で今日からできる、地震・災害対策の基礎をご紹介します。専門知識は不要です。

家具の固定と配置

  • 背の高い家具は壁に固定金具で取り付ける
  • 寝室には倒れやすい家具を置かない
  • 出入口や避難経路をふさがない配置を心がける
  • 重いものは棚の下段に、軽いものは上段に収納する

揺れたときの身の守り方

  • まず頭を守る:机やテーブルの下に入る
  • 玄関や廊下のドアを開けて避難経路を確保
  • 揺れが収まってから火の始末をする
  • 慌てて外に飛び出さない(落下物に注意)

避難場所と経路の確認

  • 自治体指定の避難所を事前に確認する
  • 自宅から避難所まで実際に歩いてみる
  • 複数のルートを想定しておく
  • 家族で集合場所を決めておく

家族の連絡計画

  • 災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を練習
  • 離れた地域の親戚を連絡拠点にする
  • 家族の緊急連絡先リストを作成する
  • SNSやメッセージアプリの活用方法も確認

家庭用防災チェックリスト

今すぐ始められる防災準備を、ステップごとにご紹介します。

5分でできる

非常用持ち出し袋の中身

  • 飲料水(1人1日3リットル×3日分)
  • 非常食(レトルト、缶詰、乾パンなど)
  • 懐中電灯と予備の電池
  • 携帯ラジオ(手回し充電式がおすすめ)
  • 救急セット(絆創膏、消毒液、常備薬)
  • 貴重品(現金、通帳コピー、身分証明書)
  • 着替え、タオル、ティッシュ
  • スマホ充電器(モバイルバッテリー)
家族で話し合おう

家族の連絡・避難計画

  • 家族の緊急連絡先リストを作成
  • 災害用伝言ダイヤル(171)の練習
  • 最寄りの避難所を確認・訪問
  • 家族の集合場所を2〜3カ所決める
  • 学校・職場から自宅までの帰宅ルート確認
  • 離れた地域の親戚を連絡拠点に設定
定期的に見直そう

月1回・年2回の確認事項

  • 【月1回】懐中電灯の電池チェック
  • 【月1回】非常食の賞味期限確認
  • 【3ヶ月に1回】家具の固定金具の確認
  • 【半年に1回】家族で避難訓練
  • 【半年に1回】持ち出し袋の中身の入れ替え
  • 【年1回】地域の防災訓練に参加

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